感染症発生状況

 

★令和4年5月16日~5月22日現在の定点把握感染疾患状況は

■結核の報告が3例ありました。

■腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。

主な症状は下痢、血便で腎不全や脳症などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。

予防には手洗いと食中毒防止3原則(菌をつけない、増やさない、やっつける)が大事です。

■つつがむし病の報告が県央地区で1件ありました。(本県では初の発症となります)

本疾患はダニの一種のツツガムシの幼虫に刺されて感染します。

野山や田畑に出かけるときは肌の露出を少なくし、ディートまたはイカリジン含有の虫よけ剤を使用する、帰宅後入浴などしダニを洗い流すなどの対策が重要です。

野外活動後、発熱、発疹、頭痛等の症状が出たときは早めに医療機関を受診しましょう。

■梅毒の報告が2例ありました。

本疾患は性行為等により病原体が粘膜や皮膚などの傷口から侵入します。

早期発見、早期治療が重要となります。疑われる症状がみられた場合は早めの受診が勧められます。

岩手県では各保健所で匿名、無料にて検査を行っておりますので、県のホームページで確認ができます。

■感染性胃腸炎は県内の保育所及においてサボウイルスによる集団感染の報告が4例、ノロウイルスによる感染が1例ありました。

胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、石けんと流水による手洗いが重要となります。

患者の吐物や便は使い捨て手袋、マスクを着用し、塩素系薬剤を用いて適切に処理しましょう。

 

岩手県新型コロナ感染症関連情報は下記をクリック

https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/iryou/covid19/index.html