岩手県内の感染症発生状況 2019年2月(2月4~10日分)
●定点把握対象患者分について
■インフルエンザは前週より減少しましたが中部、宮古地区で定点当たり患者数が30人を超えた報告となっております。又、他の8地区では注意報値(定点当たり患者数10人)を超えております。年齢層別では60歳以上の感染が15%を占め例年より多くなっております。又、インフルエンザウイルスが原因の急性脳炎が発症しております。肺炎等の合併症も発症することから早めの医療機関の受診をお勧めします。
こまめな手洗いやワクチン接種、体調管理による予防と咳エチケット(咳をする際に口をハンカチやマスクで覆う)による感染予防が大切です。
■感染性胃腸炎は盛岡市でノロウイルスによる集団感染がありました。冬季に集団感染が増加するため注意が必要です。
ノロウイルスは感染力が強く、少しのウイルスでも感染することがあるので注意が必要です。
予防には、石けんと流水による十分な手洗いと、患者の吐物や便を使い捨て手袋やマスク等を使用し、塩素系薬剤で処理することが重要です。