岩手県内の感染症発生状況 2019年1月(1月28~2月3日分)

●定点把握対象患者分について

 

■インフルエンザは7地区で定点当たり患者数が30人を超えた報告となっております。学校が始まり本格的な流行となり、特に14歳以下の感染が多くなっております。又、インフルエンザウイルスが原因の急性脳炎が2週続けて発症しております。肺炎等の合併症も発症することから早めの医療機関の受診をお勧めします。

こまめな手洗いやワクチン接種、体調管理による予防と咳エチケット(咳をする際に口をハンカチやマスクで覆う)による感染予防が大切です。

■感染性胃腸炎は盛岡市でアストロウイルスによる集団感染がありました。冬季に集団感染が増加するため注意が必要です。

ノロウイルスは感染力が強く、少しのウイルスでも感染することがあるので注意が必要です。

予防には、石けんと流水による十分な手洗いと、患者の吐物や便を使い捨て手袋やマスク等を使用し、塩素系薬剤で処理することが重要です。

■溶連菌咽頭炎は盛岡市で警報値(定点当たり患者数8人)を超えました。症状は突発の発熱と咽頭通で、肺炎や髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。

予防には手洗いやうがい、患者との濃厚接触を避けることが重要です。