岩手県内の感染症発生状況 2019年1月(1月14~20日分)

●定点把握対象患者分について

 

■インフルエンザは県内全ての地区で報告数が増加し定点当たり患者数が40.03人となり、本格的な流行となっております。学校が始まり本格的な流行となり、特に14歳以下の感染が多くなっております。又、急性脳炎や肺炎等の合併症も発症することから早めの医療機関の受診をお勧めします。

こまめな手洗いやワクチン接種、体調管理による予防と咳エチケット(咳をする際に口をハンカチやマスクで覆う)による感染予防が大切です。

■感染性胃腸炎は盛岡市でノロウイルスによる集団感染がありました。冬季に集団感染が増加するため注意が必要です。

ノロウイルスは感染力が強く、少しのウイルスでも感染することがあるので注意が必要です。

予防には、石けんと流水による十分な手洗いと、患者の吐物や便を使い捨て手袋やマスク等を使用し、塩素系薬剤で処理することが重要です。

■伝染性紅斑(りんご病)は増加し、二戸、久慈、県央、中部地区で警報値(定点当たり患者数2名)を超えました。

妊婦の方が感染すると胎児に影響が出ることから注意が必要です。