岩手県内の感染症発生状況(10月第3週定点把握患者の状況)
■RSウイルス感染症は全国的に増加傾向にあり注意が必要です。県内では県央、中部および釜石地区で多くなっています。
・乳幼児は、細気管支炎や肺炎を引き起こすこともありますので、注意が必要です。
・感染経路は、飛沫感染、接触感染です。石けんを用いた流水による手洗いや、咳エチケットなど基本的感染予防が重要です。
・例年秋から冬にかけて発生するので、今後も注意が必要です。
■咽頭結膜熱は二戸地区で警報値(定点当たり患者数3人)を超えました。
・発熱、咽頭炎、結膜炎を引き起こすウイルス性の病気です。
・感染経路は、飛沫感染、接触感染で、石けんを用いた流水による手洗い、タオル等の供用を避けることが大切です。
■マイコプラズマ肺炎は定点当たり患者数0.79人と前週より増加しています。
・潜伏期間は2~3週間と長く、主な症状は発熱、倦怠感や長く続く咳があります。
■台風で被害を受けた地域では、瓦礫や泥の撤去時感染症に注意が必要です。
・水害時の衛生対策と消毒法は岩手県のホームページをご覧ください。
■感染についての確認は、国立感染症研究所熊本地震関連ポータルサイトをご覧ください。