まごころ薬局より「お薬のパッケージ」の表示について
みなさん、こんにちは。今回は少し視点をかえて、薬本体ではなくそのパッケージの表示についての話です。
最近は医療事故を防ぐために、パッケージ表示がガラリと変わってきました。
その一つがパッケージ表示です。
医療事故はあってはならないことですが、人がかかわる以上なかなかゼロにはできません。
そのため人の目だけではなく、機械の目も通して医療事故を減らそうというのが、このバーコード表示の取り組みです。
2006年9月、厚生労働省からの通知で、新し流通コードの表示が義務化されました。
それを受けて、薬がその種類や包装の形に応じて分類され、バーコードとして表示されるようになりました。
今までは10錠のシート、14錠のシート、瓶包装など、それぞれに異なるバーコードがつけられていました。
それが統一されたバーコードに代わったことで、管理が容易にできるようになりました。
又、バーコード表示を読み取ることで、薬の製造から流通、患者様の使用の流れを記録し、後から情報をたどっていけるようにすることも、将来的には考えられています。
まだ全ての医療機関で対応しているわけではありませんが、今後このバーコード表示が薬の安全な管理や調剤に大きく貢献していくと思われます。
なかには、発注システムでこのバーコードを利用している薬局もありますし、当薬局でも粉薬を調剤するときにバーコードで読み取り、薬品や分量に間違いがないか監査するシステムを導入しているんです。