まごころ薬局より「錠剤についている線」についてのお話し
みなさん、こんにちは。
今回は錠剤についている線についてのお話です。
みなさんの飲んでいる薬には、中央に線が入っているものがあるかもしれません。
あるいは、十字に線が入っているものをお飲みの方もいるかもしれませんね。
これらの線はすべて錠剤を半分に割りやすくするための工夫です。
みなさんが自分で錠剤を半分に割る機会は少ないかもしれませんが、薬局では一人ひとりに合った量の薬を調剤するため錠剤を半分に割ることがあります。
その際、錠剤についた線を目安に半分に割っているのです。
最近ではより簡単に、より正確に半分に割れるよう工夫された薬も登場しています。
例えば、このアムロジピン錠5mg「日医工」という錠剤。
十字に線が入って奥歯のように立体的な形をしています。
この錠剤は上図のようにくぼみ側を上にして指で押すと、きれいに半分に割ることができます。
薬を手で半分に割る場合、できるだけ薬の量にばらつきが出ないよう注意深く割る必要がありますが、こういった工夫があると素早く・正確に半分に割ることができます。
そうすると、薬局ではすばやく薬を調剤でき。皆様をおまたせする時間が少なくなることにもつながっていきますね。